患者さんから
「 ハブラシや歯磨き粉は何がいいですか? 」
とよく聞かれます。今までは、
「 しっかり磨いていれば何でもいいですよ 」
と答えていました。おそらくほとんどの歯医者さんは、同じ考えではないでしょうか。
でも、予防を重視する以上、本音は、何でもいいと思っていても、しっかり説明しないとだめですよね。
今日は、まず一つ目として、歯間ブラシや糸ようじ(フロス)はいつ使うの? です。
これは、なかなか難しい質問ですが、私自身は歯間ブラシや糸ようじが先だと思います。いや、断言します。
なぜなら、、、
フッ素入りの歯磨き粉を使って歯を強く(再石灰化など)するわけですが、歯と歯の間に食べ物が詰まり残っていると、コーティングできないんです。
一本のハブラシで完璧に汚れを取りきることができているのであれば、必要ありませんが、その場合、そもそも補助器具(歯間ブラシや糸ようじ(フロス))は必要ありません。
なので、最初に歯間ブラシや糸ようじを使い大きな汚れや、歯と歯の接触部位の汚れを取ることが重要だと思います。
そのあと、時間を掛けて丁寧に歯磨き粉を付けてブラッシングすれば、完璧です。
さらに、歯磨き後に皆さん、お口を漱ぐかもしれませんがしれませんが、これは、一回限りで大雑把にしましょう。歯磨き粉が口に残ってもいいです。
大きな食渣は歯間ブラシや糸ようじで取れているはずなので、大丈夫です。
フッ素を口の中に残こすようにして再石灰化などの効果を期待しましょう。
それから、皆さん、歯間ブラシはむし歯予防ではなく歯周病予防です。大きさについては、それぞれ違いますので、歯科衛生士に聞くのが一番。
糸ようじは、むし歯予防です。むし歯の発生する一番の箇所、歯と歯の接触部位の汚れを取ります。
お間違いの無いように。
歯の2代疾患、むし歯と歯周病の予防の一助になれば嬉しいです。(2018年2月16日の再掲)
ぱんだ院長
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