皆さんもよくご存知と思いますが、歯周病(歯槽膿漏)は
ポケットの中の汚れが原因です。
この汚れを長時間放置すると歯ぐきが腫れて、歯を支える骨を溶かします。
この歯を支える骨を溶かす前に処置をすれば、大丈夫です。
細かい説明は割愛しますが、ポケットの汚れが原因の炎症を治すには、機械的除去が何よりの治療方法だと思います。
機械的除去には、皆様ご自身のハミガキ と 歯科医院に来ての専門的除去の二つがあります。
ここまでは皆さんもご存知でしょう。
先に言ったように、歯周病治療は、何はともあれ、ポケット内の汚れを取ること。機械的除去が何よりの治療ですが、最近、感じたのが抗生物質の服用です。
実は、以前からこの内科的に抗生物質を使うことはありました。
一部の歯ぐきが腫れて痛くて来院した患者さんには、通常、処置をして、3日間の抗生物質を投薬します。
たまたま薬の効き終わる3日目に再来院しました。
腫れた箇所だけではなく他の歯肉も驚くほど改善しいるんです。少し歯周病の内科的な考え方に否定的でしたが、考えが改まりました。
ただ、歯ぐきの中に汚れが残っていると
あっという間に再発します。
機械的に汚れを除去するのが一番!
という考え方は変わりません。
しかしながら、今後は、歯ぐきの腫れがひどい患者さんには、
徹底したブラッシング指導 と ポケット内の歯石や汚れの除去だけではなく、
抗生物質の投薬も検討しようと思います。
ぱんだ院長
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